2005年03月05日

糖の動き

今回は、血糖値インスリンの関係について、もう少し詳しくお話したいと思います。

健常者のブドウ糖、インスリンの動き

まず、インスリンは食事をしなくても、常に一定量はすい臓から出ています。 血糖値を上げるホルモンは複数あるので、 インスリンが出ないと、どんどん血糖値が上がってしまいます。 そうならないように常に一定量はインスリンが出ているのです。

この一定量出ているインスリンを、インスリンの「基礎分泌」と呼んでいます。

では、食事を食べたときはどうなるのでしょうか?
食事を食べると

  1. 腸から食べ物が消化・吸収されて、ブドウ糖が血液の中に入ります。つまり、血糖値が上がります。

  2. 血糖値が上がるとすい臓がそれを感知して、インスリンを「ドバッ」と出します。これをインスリンの「追加分泌」と呼びます。

  3. 肝臓にインスリンとともにブドウ糖がくると、肝臓はブドウ糖を取り込みます。ブドウ糖の一部は、グリコーゲンとなって肝臓に貯められます。

  4. 肝臓をすり抜けたブドウ糖により、血糖値が上がります。

  5. しかし、インスリンが「ドバッ」と出ているので、血液中のブドウ糖は脂肪組織や筋肉に取り込まれます。したがって、血糖値はあまりあがらずに、徐々にもとの値に戻っていきます。

  6. 血糖値が下がると、インスリンの分泌も下がり、「基礎分泌」に戻ります。

  7. 血糖を上げるホルモンとインスリンの「基礎分泌」のバランスで、正常の血糖値が保たれます。

glufig1-2.gif glufig2-2.gif

糖尿病ではどうなってるの?

糖尿病では、どうして血糖値が上がってしまうのでしょうか? 糖の流れから考えて

  • インスリンが十分に出ていない
  • インスリンが出ていても肝臓、脂肪組織、筋肉にインスリンが十分効かない

と血糖値が上がってしまいます。そのほかの原因でも血糖値が上がってしまいますが、ほとんどがこの

  • 「インスリンの出が悪い」
  • 「インスリンの効きが悪い」

が原因になっています。

この両方ともが原因となって、糖尿病になることが多いのですが、 この点についてはまたお話したいと思います。

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posted by ベスト at 00:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 糖尿病の基礎知識

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