2005年02月17日

HbA1cとは

医師 「今回は血糖コントロールがちょっと悪くなりましたねぇ。」

医師 「HbA1cが7.5%でした。」

患者 「採血の前日の夕食がいつもより、量が多くなったんですよ」

医師 「採血の前日の夕食で翌朝の血糖値は変わっても、HbA1cは高くなりませんよ」

HbA1cは過去1-2ヶ月間の血糖の状態を示す検査値

HbA1cはヘモグロビンエーワンシーと読みます。 そのほかグリコヘモグロビンや、省略してエーワンシーと呼ぶことがあります。 糖尿病と付き合っていくためには、ぜひ知っておきたい検査項目です。 血糖値の次に知っておくとよい検査値です。

しかし、時々、長く糖尿病で治療を受けている患者さんでも、HbA1cを知らない方が いらっしゃって、驚くことがあります。

HbA1cは、簡単にいうと、過去1-2ヶ月間の血糖値の平均値を知るための検査値です。

血糖値との違いは

血糖値は一日でも刻々と変化しています。 食事する前は低くても、食事をすると上がり、また日によっても変動します。 したがって、一回だけ血糖値を測定しても、長期間の血糖の状態を評価するのは困難です。 そこで、HbA1cの登場です。

HbA1cにより、採血する前の過去1-2ヶ月間の血糖の状態を把握できます。 血液検査の数日前から、食事や運動をがんばると、血糖値は下がるかもしれません。 しかし、HbA1cは1-2ヶ月間の血糖の状態の平均なので、短期間でそうそう下がることはありません。 検査の前だけ、食事や運動をがんぱって、血糖値を下げても、HbA1cはすぐには下がりません。

HbA1cを検査すると、1-2ヶ月間ずっと血糖値が良かったのか、検査のときだけ良かったのかがわかります。 HbA1cの値は、合併症が新たに出てしまったり、合併症が進んでしまったりするのと深い関わりがあります。

過去の血糖値がわかる理由

でも、どうして過去の血糖の状態がわかるのでしょうか?

Hb(ヘモグロビン)とは、赤血球の中にある赤い色素です。 ヘモグロビンは血液中の糖と結合します。 血糖値が高いほど、また高い状態が長く続くほど、ヘモグロビンは血液中の糖とどんどん結合します。 また一度、糖と結合すると、なかなか元に戻らなくなります。 糖と結合したヘモグロビンの割合(%)を測定するのがHbA1cです。 したがって、過去の血糖の状態が把握できるのです。

では、HbA1cは、いったいどのくらいにしておくと良いのでしょうか? 糖尿病の合併症を防ぐことができるのでしょうか? このことについてはまたお話したいと思います

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posted by ベスト at 00:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 糖尿病の最重要知識

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